脊椎は腰椎・胸椎・頚椎からなり
腰椎が5~1番、胸椎が12~1番、頚椎が7~1番の
合計24ヶで構成されています。
それぞれの脊椎は内臓や神経、四肢などと密接に関係しており、
身体に問題がある部位と脊椎の動きの硬さはほとんどの場合一致しています。
そのため、脊椎の中で動きが特に固くなっているところを
中心に調整をして行くことになります。
調整方法する時はベッドから椅子に移動して頂き、
下(腰椎5番)から順に調整を始めます。
脊椎の動きを確認し、軽く脊椎を触りながら、
必要な方向へ脊椎にほんのわずかに力をかけます。
このまま数10秒~数分待っていると、脊椎が緩んで動き出します。
緩んでいるのを感じるかどうかは個人差がありますが、
緩み始めると背中全体がもぞもぞしたり、
背中とは関係ないところがピクピクと動き出すことがあります。
これは脳が身体の歪みを認識して、
もとの良い状態へ戻そうとする力『自然治癒力』が働くため起こる現象です。
脊椎を触っている力はほんのわずかでしかないため、
施術を受けている方の中には一体何をされているのか分からない、
何も感じないという方も多いのですが、
それでも確実に身体の調整が起きています。
たまに「気功ですか?」と聞かれることもありますが、
いわゆる気功とよばれているものではありません。
椅子に座っての施術が難しい(椅子に座ることが出来ない)場合は
ベッドでうつ伏せになって頂く場合もあります。
一度下から上まで調整を行い、それでも硬さが残っている時は
再度その場所の調整を行います。
五十肩などの問題がある場合は、このあとに肋骨の調整も行います。