頭蓋骨の調整

 

仙骨と頚椎の調整が終わったら、頭蓋骨の調整に入ります。

 

頭は一つの骨で出来ていると思われている方も多いのですが、
実は15種23ヶの骨から構成されています。

 

この骨同士の関係に歪みがあると

目、耳、鼻、口など、頭部のさまざまなところに問題が起きてきます。

 

それに加えて、性格とも関係するところがあるらしく

「怒りっぽい人は頭蓋骨が歪みストレスがかかっていることが多い」

と師匠の岩井先生から伺ったことがあります。

 

頭蓋骨の調整は、

隣接する骨同士にほんの僅かな力をかけて

緊張と歪みを除いて行きます。

 

症状によって操作する骨は異なり、

頭痛には後頭骨、耳鳴りは側頭骨、精神的な問題には頭頂骨などを調整して行きますが、

複数のヵ所を組み合わせて行うことがほとんどです。

 

その中でも蝶形骨は自律神経(交感神経と副交感神経)の調整に重要で、

自律神経失調症や躁鬱病などにも効果を発揮しますが調整が難しく、

岩井先生は師匠の齋藤先生から

「蝶形骨の調整が完璧に出来るのは、日本では岩井先生を含めて数名しかいない」

とおっしゃっていたそうです。

 

私もこの蝶形骨の調整を行う時は特に慎重に行います。

 

また、ごく稀にですが、この頭蓋骨の施術を行っていると

受けている方が不思議なビジョン?を観ることもあるそうです。